HiA活用術

HiAにたどり着いた みなさんの「ヒンメリ経験度」は様々だと思いますが、未経験の方から、個展を開くまでの熟練レベルまで、どのステージでも HiAを活用できる仕組みになっています。

なぜそういえるのか?と申しますと、ここでいきなりですが
ヒンメリの幾何学模様で構成される図形の最小単位はご存知ですか?

正解は「三角錐」。 平面であれば「三角形」になります。

個性的でイレギュラーな図形もたくさん存在しますが、幾何学模様の基となる図形の多くはすでにわかっていて、サイズや配置を変えたり、基本となる図形に辺を足してアレンジなどすることで、コロナ禍で覚えた「指数関数的」な数のヒンメリを表現できるようになります。

ビギナーの方も自宅一人で

まったくはじめての方は、この最少単位の図形から取り組んでいけば、無理なくヒンメリの基礎を、自宅に居ながらひとりで学ぶことができます。 もちろん、前回つくってから間が空いてしまった方や、基本から学びなおしたい方にもピッタリです。
HiA造形部は準備が整い次第、学びの順番を本会員メルマガで紹介していきます。

ちょびっと経験者~熟練者まで

経験ある方は、ネットなどでヒンメリ見かけると「こんなのつくりたいなぁー」と、意欲もあって、プラストローで試作もできるはずなのだけど、実際は「つくれてない」という方が多いのではないでしょうか?

「つくらない理由」はさまざまですが、「つくれない理由」はわかる気がします。 おろらく「必要なストローの長さを計算することができなかったから」だと思います。 実は、それがヒンメリのつくり手があまり増えない最大の理由のひとつだとHiAは考えています。

HiAが提案する基本モデル18などの基本パーツの中から図形を選ぶと、あっという間に制作に必要な情報を整理することができます。

各作品ページでは、必要なストロー本数、つくり方を紹介しています。 問題の計算は「ヒンメリ計算機」にたった 1つの数字を入力するだけで、「つくりたいヒンメリ」の全ストローサイズをまばたきする間に求めてくれます。 あとは、それらの情報を元にカットして紡いでいきます。

2021年前半からは、新カテゴリ「複合体」が登場します。 すでに基本パーツが組み合わされた作品になりますので、「これとおなじヒンメリつくりたい!」ということであれば、自分でパーツを組み合わせることなく、1つの数値を入力するだけでデザイン完了となります。 それまでにまずは基本パーツでつくり方を練習しておきましょう!

熟練者の方は、創作に日々思いを巡らしていることと思います。
HiA登録作品をベースにデザインすると、構成する図形パーツのストローサイズをユニット単位で逆算していけるので、制作前にある程度必要なストロー総数のシミュレーションができるようになります。 この部位は手もとにあるストローでは長さが足りない。なんていうことも事前に把握できます。 デザイン着想から材料スペックのサイズ算出までの時間や労力を大幅に圧縮できるようになります。

どのステージの人も活用できる「HiA作図用紙」

単体の図形でも、複数の図形の組み合わせでも、絵にかいてイメージ膨らませるとわかりやすいですよね。 HiAは、自分だけの「設計図」がつくれるテンプレートをご用意しています。

ヒンメリは角錐や双角錐が多用されるので、側面からみたときほとんど「三角形」の組み合わせになります。 そのことから三角が書きやすく、左右対称に作画しやすいよう、等角図と方眼紙を組み合わせたどこにもない HiAオリジナル・ヒンメリ専用デザインシートをつくりました。

デザインの手順は、おおまかに以下のようなかたちです。

1.つくりたいヒンメリをイメージ

2.図形を少し具体化してみる

3.およそのサイズを決める

4.HiA作図用紙に描いてみる

5.ヒンメリ計算機でサイズ計算

これでデザイン終わりです!
あとは材料カットなど準備をして

ヒンメリ制作を楽しみます

HiA作図用紙は、本会員の特典コンテンツです。
PDFファイル閲覧は「Acrobat Reader」が必要です。

開設まもないので、HiA作図用紙はまだ 1種類ですが、HiA造形部は、今後も作品に合わせた作図用紙を追加していきます。

特典コンテンツはこちら

 

WS主宰者のHiA活用例

単発ワークショップ(WS)であれば、他の手芸工芸と同じように、基本「お題目とまったく同じものをつくる」講座になると思いますが、受講者各自が当日スマホやタブレットを持ち込み、ヒンメリ計算機を活用することで参加者それぞれサイズが異なる「ほしいヒンメリ」がつくれるWSなんていうことも当日柔軟に運営することができるようになります。

教室式では、ふだん毎回作品のお題目を与えたり、受講者が自由に決めていくようなスタイル共に開講中、HiAを活用することができます。 HiAは、自宅でサイズ違いの作品を自分ひとりで再現(復習)できる手助けになりますので、満足度の高いカリキュラムを提供することができるようになります。 工夫次第で「予習」もできます。

いずれも、はじめての受講者は当日、各自のアカウント情報で無料会員登録すれば 7日間トライアルでご利用いただけます。

エッジ・フレームを使った仕事をされている方

アクセサリー、フラワーアレンジメントのリースフレーム、照明器具フレーム、インテリア装飾など、「辺」で立体を造形するお仕事に従事されている方のHiA利用も大歓迎です。 ヒンメリ計算機で、何万回計算しても年額課金だけでご利用いただけます。

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