【レシピ】六芒星|円状放射|十二面体(双六角錐)

世界中で古来から使用されてきたもっとも有名な「六芒星」。
星の光足に模した正三角形を多面体の側辺から円状に放射するだけで芒星になる特異な星形多面体。
ヒンメリにおける星形 2形態のうちの 1つ。
底部が鋭角なので基本的には「吊るす、掛ける」といった飾られ方が一般ですが、クリスマスシーズンはモミの木に乗せて飾ることも。
※星形多面体では計算結果「a」は、材料サイズでなく作品の「奥行」。

【難度/制作時間】
★2/約50分
【作品コード】
ha212101

完成図

 

ヒンメリの作り方レシピ

二次元のレシピを見て、最初から立体的な完成イメージを捉えることは誰しも難しいものです。 「習うより慣れろ」という言葉がありますが、ヒンメリはストローに糸を通していくだけなので、手を動かした方がイメージしやすいです。 シンプルだから何百年も受け継がれてきたんですね。

制作の流れ

双角錐(※1)は、2つの角錐(上角錐と下角錐)を底面同士で貼り合わせた立体
【1】接面(底面)の正六角形をつくる
【2】下角錐を仕上げる
【3】上角錐を仕上げる
双角錐の側辺から三角形を円状に放射して光足をつくる
【4】光足をつくる
【5】両面に梁(はり)を取り付ける
(※1)本作品の基本パーツ参考:「十二面体(双六角錐|基準比)」

【1】接面(底面)の正六角形をつくる

展開図(1)のように、ストロー(c)×6本に、A→B→C→D→E→F→Aの順で糸を通し Aで本結び。

【2】下角錐を仕上げる

【2-1】展開図(1)のように、A→G→B→C→H→D→E→I→F→A→Gの順でストロー(b)×6本を加えながら糸を通す。(※B→Cのように再度通すだけの箇所あり)
【2-2】G、H、Iを手前に立ち上げ、G糸をH、Iの糸にひと巻きくぐり合わせ、ひと結び。
【2-3】頂点[G+H+I]→Aに糸を通し戻す。(戻した先が上角錐の基点Aとなる)

【3】上角錐を仕上げる

下角錐の底面を手前に向ける。
【3-1】展開図(2)のように下角錐と同じ要領で、A→G→B→C→H→D→E→I→F→A→Gの順でストロー(b)×6本を加えながら糸を通す。
【3-2】G、H、Iを手前に立ち上げ、G糸をH、Iの糸にひと巻きくぐり合わせ、ひと結び。
次の解説では、頂点[G+H+I]は、頂点[G]とする。

【4】光足をつくる

通し針にセットした長い方の糸先を、Aで巻きつけて本結び。
制作中に糸の長さが足りなくなったら、短い方の糸先に結び足す。

展開図(3)のように、A→I→B($)→J→C($)→K→D($)→L→E($)→M→F($)→H→Aの順でストロー(c)×12本を加えながら糸を通し、Aでひと結び。(※($)では、接する頂点の糸にひと巻きくぐらせ、形を整えながら先にすすめる。 距離が長いので緩みそうであればいずれかの($)でひと結びし、固定しながらすすめる。)
次の準備として糸をA→G(どちら側の面でもOK)に通す。

【5】両面に梁(はり)を取り付ける

【4】の状態だと光足が不安定なので両面に巻きつけるように梁を取り付ける。

ストローの径、カット誤差、制作の緩みなどには個体差がありますので、はじめる前に「梁」を本体に配置してみます。 少し長いようであればカット調整。 不安定でわかりにくい場合、すぐ取り外しできる程度に「仮縫い」してみるものオススメです。 以下をすすめるとやり直しが難しくなりますから、ちょっとしたひと手間が大事です。

展開図(3)のように、G→H($)→裏側のG($)→K($)→表側のG($)→M($)→裏側のG($)→J($)→表側のG($)→I($)→裏側のG→L($)→表側のGの順でストロー(d)×12本を加えながら糸を通し、Gでひと結び。(※($)では、接する頂点の糸にひと巻きくぐらせ、ストロー(c)が平面に並ぶように形を整えながら先にすすめる。 距離が長いので緩みそうであればいずれかの($)でひと結びし、固定しながらすすめる。)
好きな場所に吊り糸を取り付け、余分な糸をすべて始末して完成です!

 

■上記「制作時間」の目安に材料の下準備時間は含まれません。
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