ヒンメリ計算機と完成図のおことわり

【ヒンメリ計算機】
計算結果は理論値に基づいてプログラムしています。 ただし、裁断の誤差、作品のゆるみ・歪み、自重によるズレや制作者の個性が加わりますので、実寸は計算結果とずれることがあります。 一般的に作品サイズが大きくなると誤差の幅も大きくなりますので予めご承知ください。
●縦 3m(3,000mm)を超える作品は想定外のため「Y<3000」の半角数字で入力ください。
●計算値は、小数点第一位まで表示しますので整数への切り上げ切り下げはご自身で判断ください。
●使用されるストローが湾曲していると、計算値と実寸値に誤差が生じる場合があります。
●計算値は、ストロー内側から計算したい向こう側のストロー内側までの長さで計算されます。
ですので、実寸はストローの太さ分ひと回り全体的にサイズアップします。
これは、みなさんが使用されるストローの太さまで予め把握することはできないからです。

 

【完成図】
サイズ別に色分けするため「イラストのみ」でご案内しています。 複雑な構造、多面体面数が多い作品の場合、側面からみた簡略図のみだったり、一部分割拡大表示でご紹介していることがあります。
●図形上部の頂点から上方に延びている細い黒線は「吊り糸(縦方向)」を意味しています。
●材料はサイズ別にアルファベットで色分けしています。 材料本数、計算値と合わせて参考ください。
●設計図などでよくみられる破線で描かれた「隠線(いんせん または かくれせん」)は、HiAでは、各色別に透明度50%(薄くなる)にして遠近感を出しています。 本来ヒンメリには「面がない」ので、実際は図形奥側のストローも見通すことができるのですが、解説上みやすくするための処理となります。 材料本数にはこの陰線も各色別にカウントしてください。
なお、後述の「G辺」については、陰線の透明度50%化は処置していません。
●多面体(角錐、双角錐)や多角形の横方向「X」は「一番長い対角線」で定義していますが、三角形には対角線が存在しませんので、「横方向「X」=三角形の一辺」としています。 また、底面(双角錐の場合は接面)が奇数角形(五、七、九角形など)の場合、一番長い対角線は重心を通過しません。
●角錐の底面は、各頂点から重心に向けて延ばした梁(G辺と呼ぶ)がないと、辺しかないヒンメリでは、構造上形状が安定しませんから、スペックとして本数、計算機として計算結果を表示させていますが、不要な場合は、この部分の材料は無視して制作ください。 なお、三角錐の底面は形状が安定していますのでG辺は紹介していません。